アメリカの家庭医

ここしばらく医者のお世話になる事がなかったのと、 田舎に暮らす時間が長くなったので、 都会の家庭医には一年半程診てもらっていなかった。 それではイカン!と、 田舎でも家庭医を探し、昨日診てもらって来た。 まあ、健康診断の一環かな。   様々な意見があると思うけど、 私はアメリカの医者が日本よりも好きだ。 私の家庭医は、60代の女性。 ごついネックレスにブレスレット。 白衣も着ない。 きちんと話を聞いてくれるし、 患者にさく時間が日本よりも数倍多い。   一番目の質問は、肉体的にも精神的にも家庭内で暴力を受けた事がありますか? 脅された事は?   これって、アメリカだけなの? 帰国したおりに日本のクリニックでたまに診てもらうけど、 こんな質問はされた事がない。   多分DVを受けている人は、 医者にはイエスと言わないと思うけど、 それでも目の動きや喋り方で分かるのかな???   田舎の先生は患者の話をじっくりきくタイプ。 だから、予約時間が遅れる事が多々ある。   昨日は、ご老人の話をずっときいていたのか、   ねえ、その日一日楽しく過ごしたいのなら、 朝新聞を読まない方がいいわよ。 と言われた。   え〜〜、私、朝食をとりながら新聞を読むのが一日のはじまりですわよ。   だって、朝から気分の滅入るようなニュースを読みたくないでしょ。 それで鬱になっちゃう人がいるんだから。   そうか、そうなんだ。 私って、感性が鈍いのか、 ニュースはニュースとしてしか捉えない。 酷いなとは思っても、それが自分の精神に影響を与える事はない。   でも、こんなことから老人性鬱が始まるのかもしれない。   今日の診断は、 骨粗しょう症の薬はあと1ヶ月で止めて、 骨密度検査を受ける。 そして、一応念のために血液検査だそうです。   とっても健康だから、安心してね!ですって。   それで気を良くしたワタクシは、こんなものを食べてしまった。…

7000万円のあばら屋が売りに出た。

私の一日は珈琲を飲みながら田舎の新聞を読む事から始まる。 大きなニュースのほとんどが、ドラッグがらみ。 大麻の違法栽培に銃の所持。 組織的な売春など、 田舎も田舎なりに色々あります。   その次の楽しみが不動産ニュース。 新聞のネットサイトでは売りに出た家の写真も見えるので これが楽しい。   我がご近所は新興住宅地。 一億越えの家が延々と立ち並んでいるんだけど、 一つ通りを挟んだところに、 かって市ではなく郡に属していた地域がある。   荒廃した家と庭。 廃車となるような車が何台も止められており、 そこだけが時代から取り残されている。   実はこの田舎町、 昔は荒くれ者が多く暮らす所だった。 バーでは喧嘩が絶えず、 それに危機感を持った市役所が、 ダウンタウン大改造計画を立ち上げた。   その結果、裕福な住民を呼び込む事に成功し、 その陰で取り残されたのが、 市ではなく郡に属しているその地域の人たち。 今では市の一部になったけど、 それでもすんでいる人たちは昔と同じなので、 彼らの生活は何ら変わっていない。   そのうちの一つが売りに出た。 住む事がほぼ不可能な極小家がついている1/4エーカー(300坪)の土地。 それがなんと7000万円。   ゴミを捨て、更地に戻す。 それだけでもかなりの額になる。 それに注文住宅を建てるとなると、軽く一億以上となる。 土地購入と合わせると、約2億。 誰も2億払って、あの地域に住みたいと思わないだろう。   田舎のバブルは終焉をむかえたのか、 沢山の家が売れずに残っている。 我がご近所の4000万円値引きした家もまだ売れず、 あと1000万円値引きした。 10年前に建てた注文住宅。 彼らの高く売れるだろうという思いは泡と化した。        

ゴミ収集日の憂鬱

日曜日は一番嫌い。 田舎に移ってからそうなった。 というのも、 月曜日の早朝にゴミの回収車がやってくるので、 日曜日の夕方、道路まで大きなゴミ箱を運ばねばならない。 我家は収集車がやってくる道路から少し引っ込んだところにあるので、 そこまで90ガロンの大きなゴミ箱を3つ(コンポスト、リサイクル、不燃ゴミ)を運ぶのがツライ!   都会では各フロアにゴミ置き場がある。 毎日3回、メンテナンスのお兄さんがゴミを収集してくれる。 粗大ゴミも同じ。 だからゴミ捨てがこんなに大変だったとは考えてもみなかった。   ここに来たとき、 ディテールにこだわる夫は、 道路におかれているゴミ箱をみて、   あれは、いかん! 美しくない!   そこで、ネットで自分が好きな色、サイズを選んで購入。 ゴミ収集会社に電話して、 来週から収集お願いね!と頼んだら、 あなたのところにはまだうちのゴミ箱を届けていない! と言われた。   そこで、自分たちで用意しました と答えたら、 えええええ???? 我が社の収集車の条件にあるうかどうかチェックしますと言われ、責任者がやって来て、   No!!! これは我が社のサイズと違うからと却下。   そして、あの大きな汚いゴミ箱が我家に届き、 毎週日曜日はどんなことがあっても都会から田舎に戻り、 ひたすら3つの大きなゴミ箱を道路まで運ぶ日々。   日曜日は嫌いだ!        

ウィステリアとアイリス

田舎に戻り、あまりの暑さに引き蘢っております。 チクチクはこちら。 ウィステリアが終わったところ。       我が夫、湿地を好み水のある場所で良く育つアイリスを植える!と高らかに宣言し、 アイリスの苗を育てている農園をネットで検索し、 アイリスについて講演会まで開いている方の農園で25株オーダー。 ただし、アイリスの苗が出来上がり、我家に届くのが9月下旬。 それまではアイリスの育て方をお勉強中。   そしたら何を思ったのか、 ネットの別の店で、今購入可能なアイリスの苗を10株購入していたみたいで、 昨日都会から田舎に帰ったら苗が届いていた。   今朝は早起きして、 暑くなる前に苗を小川の周りに植えたみたい。   田舎のガーデニング、問題は暑さ。 日本のモミジも夏は太陽に焼かれてしまう。 ドッグウッドも一年目はかなりダメージを受けたけど、 2年目からは持ち直した。 寒さに弱いライオンズテールは越冬できなかったけど、 果たしてアイリスが小川の周りに咲き誇ることになるのかどうか、 じっくり見させてもらいます。  

ご近所のお葬式@田舎

ライオンズテールが生き延びた!     と喜んだのもつかの間、 ご近所付き合い命!うわさ話大好きのM夫人が、 うちの庭でとれたトマトなの〜と叫びながらやって来た。 トマト自慢が続いたあと、 ご近所の出来事を話し始めた。 98歳のおじいさんが腰の手術中に亡くなったそう。 そのおじいさんのお葬式があるから、 詳しい情報をメールしてくれるとのこと。   そこで私の疑問。 ご近所さんのお葬式って全て行かないといけないの?? おじいさんは一度見かけた事がある程度。 おばあさんも二度程見かけただけ。 話らしい話もした事がない。   私はご近所付き合いは出来るだけ少なくしたい。 だからパーティもいかない。 ディナーはその時の気分次第。   M夫人のように、 ここに根を下ろした人は別だけど、 私たちの田舎の生活はあと10年位。 それがすんだら都会の家に戻る。 年を取ったら、やはり都会の生活が便利だもの。   その上、都会のご近所さんと違って、 田舎の中流上のアメリカ人との付き合いはかなり鬱陶しい。   ご近所さんに好かれたい夫。 嫌われて上等!の私。   はい、午後には都会に帰ります。                

春の庭の刺繍が夏真っ盛りに出来上がり!

途中で投げ出していた刺繍の続きをコツコツやっております。 刺繍糸は、SajouとHouse of Embroidery。 Madeiraのシルクの刺繍糸を使ってみたのだけど、 やはり、この二つにまたもや戻ってしまった。 糸そのもののクオリティはSajouが好きだけど、 段染めの魅力にもあらがえない、特に花の刺繍をするときには。 週末100度越え(摂氏40度以上)だった田舎では、 ひたすら冷房の効いた家の中で過ごすしか方法はない。 例外は早朝。 朝はかなり冷え込むので、 6時に起きてはダウンタウンにあるお気に入りのベーカリーで 焼きたてのパンと珈琲で朝食を済ませ、 人様の庭を見ながら’あーだ、こーだと散歩をするのが夏の日課です。 そしたらこんなのを見つけました。 そう、ライオンズテールです。 生えるがままにしたバタフライブッシュと、 それまた放置されたランタナを押しのけるように、 猛々しく咲き誇っておりました。 でも、誰か手入れすれば良いのにね。  

中庭に噴水を:あくまでもシンプルに

猛暑が続く田舎です。 人間も植物も息絶え絶え。 でも、これが田舎の夏だし、日差しを避けるには家に籠るしかない。   水音でもすれば、少し涼しく感じるかな?! と、中庭に噴水を置いてみた。     水音は心地よいけど、 それでも、夏の太陽は、全てを焼き尽くすほどの勢い。 噴水の周りを飾る植物はこの猛暑のため、 出荷を停止してもらっているそうで届かない。 一時的に草を植えてみたけど、 涼しくなるまではこれで我慢かな。   我家はシンプルでモダン。 そのため、余分な物は何も置かない主義。   中庭をはさんで、 右側は夫のオフィス。 そして左側は母屋。 夫はもっぱら右で、そして私は左。 この中庭の絶妙の距離感がたまりません。   Snow Queenも朝の光の中では、まだどうにか耐えておりますが、 これが午後になると、、、、     そう、今日もますます暑くなりそうな田舎です。        

花の刺繍とライオンズテール(レオノティス)

アルファベットのMを刺繍していたのですが、 なんか飽きちゃって、 途中までで止めていたお花の刺繍を完成。     お花を刺繍していたら、 去年の冬、越冬できずに枯れてしまったライオンズテールを 再度植えてみたくなり、ナーサリーへ。     ございました! 7ドル99セント。今回は2つ購入。 大きくなると、こんな燃えるようなオレンジ色の花をつけます。     夏の暑さに非常に強いので、 秋から冬には美しい花を咲かせてくれると思いますが、 残念ながら、去年の冬は寒過ぎた。 そのため、生き残る事が出来なかったけど、 去年の失敗を成功に変えようと、 今年の冬は、十分注意してこの木を育ててみせますわ。                    

命綱をつけて巨木を剪定するアーボリスト

我家の樹木を剪定してくれるアーボリスト、 彼がアーボリストの資格を取る前からの付き合い。 働き者で、性格もよく、 夫も私も大のお気に入りなんだけど、 彼の人生、これが凄い。   10代の頃、彼はかなりやんちゃで、 家庭も色々あったりして、 迷惑をかけ続けたみたいだけど、 それがある女性と巡り会い、 アーボリストとして仕事をする事に決め、 勉強を重ね、試験を受け、資格をとり、 頑張って働き始めたものの、   去年のお正月に、今年の抱負はなんなの? と尋ねたら、 大麻をやめること! と答えたのよ。   大麻をやり過ぎのため、 時々頭がボーッとして仕事に集中できないから、 これを改めないとね〜〜と言ってはみたものの、 それから三ヶ月後、大麻を吸い、酒を飲み、 オートバイで事故りました。   その上、彼をアーボリストへと導いてくれた妻を捨て、 アシスタントと名乗る胸の大きなオネエチャンと付き合い始めた。 彼の弱点は薬と女。 あの奥さんが彼をここまでしたのにね。(オバチャン、涙)   一年ぶりにあったアーボリストは、4人のクルーを従え、 トラックも大きくなり、商売繁盛の様子。 でも、命綱をつけて、木にのぼり、 そして剪定する。非常に危険な仕事ざます。 はやく、大麻と縁を切って頑張れよ!!          

アメリカ人の趣味はガーデニング

猛暑の田舎です。 この間植えた木の様子が気になると夫が宣うので、 都会の家にも帰れず、家の籠ってひたすらチクチク刺繍の毎日ざます。     我が夫、メキシコ人の庭師が大好きで、 彼らと一緒に庭仕事をする事が楽しくてしょうがない。 我家の庭(前庭、裏庭、中庭)は、 ランドスケープアーキテクトによってデザインされ、 それをメキシコ人庭師によって作り上げられました。 植えられた木、花の種類は約40種類。 まず、椿が花をさかせ、それから山吹、 そのつぎにコデマリ。 そしてドッグウッドの白い花が開く頃、 我家の前庭は様々な白、ピンク、ブルー、パープルなど、 小さな花の色であふれます。 その中に植えられているのが、       風知草。 アメリカではハコネクロアと呼ばれており、 箱根近辺で沢山見つけられるのでこの名がついたそうです。 日陰じゃないと、茶色く枯れてしまうので、 猛暑の田舎ではこちらの三つ以外は、悲しい結果になってしまいました。 でも、草の中ではこれが一番好きなので、 木がもっと高くなり、日陰が増えると風知草もこの猛暑の田舎で生き残れるかもしれない。   本日は、アーボリスト(大きな木、高い木を専門とする職人)が来て、 我家の敷地に生い茂る巨木の枝を剪定しております。 ロッククライミングをするように木にのぼり、枝を剪定するので、 毎日命を掛けた仕事を俺等達はやってるぜ!ってな感じです。 彼から面白い話を聞いたので、 その詳細はまた次回にでも。                

4000万円値上げした家と4000万円値下げした家@田舎

独立記念日の花火も終わり、 ますます観光客の数が増えている田舎です。 田舎の新聞のサイトに不動産物件を紹介するページがあるのですが、 暇な時はそれを見て、エーーーー、アーーーーと一人で楽しんでおります。   我家から徒歩10分位のところにある家が昨年売りに出ました。 しかし残念ながら冬になっても売れず、 オーナーは諦めたものの、 今年の春、再度売りに出しました。 しかし、数ヶ月経ってもまだ売れず、 ついに最初につけた値段から4000万円の値引きです。 それでも、まだ売れない!   それにひきかえ、5年程前私たちが田舎に家を探していたときに 割と気に入った家がありました。 ダウンタウンまで徒歩でいけるし、 外見がジンジャーブレッド、 家の中もお洒落にリモデルされていたのですが、 なにせ、狭い。 これはダメだわ!と諦めた家を誰かが購入し、 少し手を加えて、 今年売りに出したのですが、 なんと、私たちが見た時の値段よりも4000万円上がっている!!   田舎のバブルは都会からやってくる人の懐具合にかかっております。 ジンジャーブレッドハウスは、 お洒落なゲイのビジネスエクゼクティブに狙いを定めているのだろうけど、 あの狭さで、あの値段はないわ。   子育てが終わり売りにだしたファミリー向けの家は、 都会のプロフェッショナルを引きつける魅力がない。 郊外の家の見本のようで、 この家を魅力的に見せるには、 新しいオーナーが改装するしかない。 そうなると、かなりのお金がかかる。   もっと値段を下げるか、それとも、また待つか。 難しいところだけど、 もし、私にお金があって、 この町にどうしても住みたいと思ったとして、 果たしてこれらの家のどちらかを買うかどうか?   答えはノー。 一つは狭過ぎるし、 もう一つは魅力がない。 買ったとしても、売るのが難しい。 そしたら、そんな物件には手をださない。   我家のご近所にも、 絶対に家が売れると思って、 田舎に家を建て、 その資金は以前の家を売ったお金と思っていたリタイア組がいる。 しかし、家は売れず、ローンを山ほど抱えているのに、 年金しか収入がなくて、 カツカツの生活をしている人たちがいる。…

断捨離できない人たち @田舎

田舎にはガレージの前に車を何台も停めている家がある。 荷物が多過ぎ、ガレージに詰め込んだため、 車を止めるスペースが無くなりこんな状態になっている。 ガレージにも入りきれなくなると、どうするかというと、 勿論、外に置く。 自分の敷地だからいいだろう!ってなもんかな。 もっと酷い住人になると、 廃車同様の車、使う事のないボート、山ほどのタイヤなど 塵捨て場と化したところもある。   実は我家のご近所にもそんなとんでもない人が住んでいた。 私たちが引っ越す前に近所の住人からこの家をどうにかしてくれ! との要望が市役所に届き、 注意をしたものの、その家の住人はそれを無視し、 改善どころか、状況はますます酷くなったそう。 そしたら市役所、やりましたよ。 オーナーにゴミを捨てないのなら、 これから一日につき1000ドル(約10万円)の罰金を科す。 それが嫌ならゴミを捨てるか、この家を売ること。 家を売る手続きをするのなら、その日から売れるまでは罰金は課さない。 そしたら、オーナー、家を売る事にしましたの。 買い手がついたと思ったら、ボシャリ、またついたらポシャり なかなか上手く行かなかったものの、 やっと家の売買が成立し、 こんどのオーナーは銀行の重役と聞いて、 ご近所さん達は素晴らしい家が建つとおもったのですが。。。     新しいオーナー、家を少し補習しただけでその家に住み始めた。 あらららら、素敵な新築のお家は???? それでも家の売買が成立したおりに、 ゴミは全て撤去されたので、 ご近所さん達も一安心だったのだけど、ここでまたもや問題発生。   新しいオーナー、昔のオーナーとそれほど違わなかった。 ガレージが無い、その上収納スペースが殆どないんだろうけど、 家の外に色んな物を置き始めたの。 工事用の簡易トイレも一年以上庭に置かれていて、 気にならないのかな〜とワタクシは思うのだけど、 新しいオーナーにとってはそれも家の一部なのかもしれない。   気になるのなら、私たちがそれを見ないようにすれば良いという事で、 今回、木を10本。 そしてフェンスを覆うツタ類の木を20本程植える事にしました。     これがそれらの木の一部。   でも本当に自分さえ良ければ!って人が田舎には多過ぎる。 家の裏、 要するに自分たちからは見えないけど、ご近所さんからは丸見えの所に 自転車三台、カヌー三艘、 プラスチックの洋服ケースを山ほど積み上げ、 ブルーシートで覆っているの。 このまま行くと、あと数年で以前のオーナーと変わらなくなるでしょうね。…